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大和ハウス/500億円投じ、ヤマトの総合物流ターミナル延床9万m2を着工

2015年12月11日/物流施設

大和ハウス工業は12月11日、大阪府茨木市のパナソニック茨木工場跡地で、ヤマトホールディングスの総合物流ターミナル「関西ゲートウェイ」を着工したと発表した。

<関西ゲートウェイの外観パース>
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<位置図>
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開発する関西ゲートウェイは、ヤマトグループ12社が入居する、ヤマトグループ関西圏最大の総合物流ターミナルで、総事業は約500億円。

関西の主要エリアへのアクセスが非常に良い立地において、ヤマトグループの物流戦略に合わせて、免震システムや非常用電源などのBCP対策、周辺緑地整備などの環境配慮を施した、最先端の物流センターを開発し、ヤマトホールディングスに定期建物賃貸借契約により賃貸する。

立地は、名神高速道路茨木ICに近接しており、関西圏から広域には西日本全域までアクセスできる場所に位置している。 また、関西国際空港、神戸国際空港といった空路や大阪港、神戸港などの海路へのアクセスも可能で、国内外への物流をカバーする立地。

さらに、災害時でも配送を寸断させないために、貨物の荷崩れを防ぐ免震システムや非常用発電機を採用し、ヤマトホールディングスが展開する付加価値機能とスピー ド輸送を一体化させた「止めない物流」を施設面でサポートする。

周辺緑化整備や全館LED照明を採用し、環境に配慮するとともに、全館空調設備を取り入れ、館内作業者の労働環境の改善も図る。

建設地は、1958年、パナソニック(当時は松下電器産業)の茨木工場としてカラーテレビの生産を開始、同社「テレビ事業発祥の地」。

2001年より、薄型テレビの主力工場として生産を行ったが、2014年3月に工場としての活動を終了した。

昨年9月に大和ハウス工業が購入し、ヤマトホールディングスの総合物流ターミナルを開発することになった。

大和ハウスグループでは、ヤマトホールディングスの「中部ゲートウェイ」をはじめ、約100か所の物流施設や配送センターを施工するなど、ヤマトグループの物流戦略をサポートしている。

■建物概要
名称:関西ゲートウェイ
所在地:大阪府茨木市松下町1-1
交通:名神高速道路茨木ICより約1km
敷地面積:6万1841.25㎡
建築面積:2万3594.08㎡
延床面積:9万486.24㎡
構造:鉄骨造、地上6階建て
建物用途:BTS型物流施設
事業主:大和ハウス工業
設計・施工:フジタ
竣工:2017年10月(予定)
稼働開始:2017年11月1日(予定)
入居会社:ヤマト運輸・ヤマトグローバルエキスプレス・ヤマトロジスティクス・ ヤマトマルチメンテナンスソリューションズ・ヤマト包装技術研究所・ ヤマトシステム開発・ヤマトフィナンシャル・ヤマトリース・ ヤマトオートワークス・ヤマトボックスチャーター・ヤマトマルチチャーター・ ヤマトスタッフサプライ(計 12社)

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