経済産業省が12月28日に発表した11月分の石油統計速報によると、原油輸入量は1555万kl、前年同月比6.0%増となり、3か月ぶりに前年を上回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(566万kl、前年同月比25.0%増)、アラブ首長国連邦(334万kl、14.2%減)、クウェート(144万kl、53.1%増)、ロシア(129万kl、18.2%減)、カタール(107万kl、23.2%減)、となっている。
中東依存度は82.1%、前年同月に比べ2.2ポイント増と5か月ぶりに前年を上回った。
燃料油の在庫は1110万kl、前年同月比7.9%減と4か月連続して前年を下回った。
油種別にみると、ジェット燃料油は前年同月を上回ったが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を下回った。