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リアライズカンパニー/中古大型トラックを投資対象としたファンドを組成

2016年01月19日/SCM・経営

資産運用等の経営コンサルティング業務を手がけるリアライズカンパニーは1月19日、中古大型トラックを投資対象とした「クロブトラック物流支援ファンド」(名称:合同会社リアライズインベストメントファースト)を組成、運用を開始したと発表した。

リアライズグループ傘下で、運送会社向けにトラック、トレーラー、コンテナ売買とリース等の物流支援を行うクロブの事業ノウハウを生かした共同事業で、投資家にも運送会社にもメリットのあるファンドという。ファンド総額は30億円規模を予定している。

日本初の中古大型トラック・トレーラー等の車両を主な投資対象としている(今後は新車も扱う予定)。

収益構造は、ファンドで取得した車両等を運送会社にリースし、運送会社から徴収するリース料を源泉として投資家に安定的な配当を行う。

中古車両は新車と比べて節税等の減価償却メリットが大きく、投資家にとっては運用利回りに優れた、かつ需給バランスや取引相場の安定した投資対象。

耐用年数の長い住宅・建物等の不動産ファンドなどと比較しても短期間でそのメリットを享受でき、また海外で運用されることの多い飛行機や船舶ファンド等とは異なり、為替変動リスクがないのも特徴。

運送会社にとっても、新しい車両調達手段となる。トラック業界では、資金を調達し車両を自社で購入・保有する経営が主流だが、自社保有では車両故障のリスクがつきまとい、自動車税等の財務上の負担ものしかかる。

これらをファンドの運用主体の管理に委ねることで平準化できるため、経営体質(バランスシート等)の改善につながる。

クロブがアセット・マネジャーに就任し、同社の事業ノウハウを最大限に活用した資産管理および運用を行う。

■ファンド概要
名称:リアライズインベストメントファースト
通称:クロブトラック物流支援ファンド
規模:総額30億円
組成日:2016年1月
存続期間:5年間

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