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アサヒ・リンク/アパレル物流にRFID導入、イオンリテールの受託業務精度向上

2016年01月29日/生産

アパレル物流を展開するアサヒ・リンクは、オカベマーキングシステムが提供する「物流管理システムにクラウドを活用したRFIDシステム(無線を活用した個別認識技術)」を導入し、イオンリテールの衣料品専門店「SELF+SERVICE」の共同配送の受託作業での精度向上と生産性向上を実現した。

<ポータブル式リーダ(マスプロ電工製)>
20160129asahilink - アサヒ・リンク/アパレル物流にRFID導入、イオンリテールの受託業務精度向上

アサヒ・リンクに導入したゲート式の入荷検品機器はトーヨーカネツソリューションズ社が設計製造し、棚卸用のポータブル式リーダーはマスプロ電工社の製品を採用し、共にオカベマーキングシステムから納入。各RFID機器の制御システム(一部クラウドシステムを採用)はオカベマーキングシステムが開発し納入した。

このRFIDシステムにより、商品の着荷時に梱包状態のまま、RFIDによる入荷検品が可能になり、正確かつ迅速な入荷数量の把握が可能になった。

オカベマーキングシステムが提供するクラウド型入荷管理システムとアサヒ・リンクが自社で開発した在庫管理システムとはWEB上での連携により、セルフ+サービスとアパレルメーカーに対しアサヒ・リンクでの検品実績情報の共有が可能になった。

セルフ+サービスではアサヒ・リンクのRFID入荷検品情報を活用し、商品企画時の計画数量と実納品数の誤差把握から適正な店舗配分をおこない、余剰在庫の軽減を目指した取組みを開始している。アサヒ・リンクでは、このほかにも出荷検品用のRFID対応のフラットソータも導入し作業効率化を実現している。

なお、セルフ+サービスではアパレルタグのサプライヤー、アパレルメーカーと連携し、製造・流通段階でRFIDタグを貼付する「ソースタギング」が既に実施されている。これによりアサヒ・リンクでのRFIDシステムの稼働時は、倉庫入荷時の商品にRFIDタグが取付けられていた。

次の段階として、セルフ+サービス各店舗での検品業務の合理化と店舗在庫数・倉庫在庫数の自動共有化をすることで通信販売サイトでの正確な在庫状況の可視化を目指す。これにより販売機会損失の解消とEC販売とリアル店舗での販売を融合させた「オムニチャネル」への誘導に貢献していくとしている。

■問い合わせ
物流関連
アサヒ・リンク
TEL:0584-68-1155

機器・システム関連
オカベマーキングシステム
営業本部
TEL:03-5379-5501(代表)

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