あさひは4月4日、決算短信の中で、2026年2月期に最終年度を迎える中期経営計画「あさひVISION2025」において、重点戦略を下支えする3つの政策を打ち出した。
重点戦略は収益性の向上や自転車業界全体の活性化を目指す「お客様との関係性強化(CRM強化)」「既存店の活性化」「新しい店舗スタイルの開発」「事業領域の拡大」を下支えするものとして、3つの成長基盤の強化を進めたとしている。
その一つに「物流機能の強化と最適化」を挙げている。
具体的な取組みとして、「物流機能の強化と最適化」では、主要物流拠点の1つである「西日本物流センター」の機能を三重県伊賀市から京都府京田辺市に移し、2024年10月から本格的に稼働した。
物流拠点をより店舗に近い立地に移し、配送効率を高めることで、「距離×台数」で算出する物流負荷係数の削減を目指すとともに、専用システムの導入によりドライバーの待機時間の削減と管理を行ない、物流2024年問題の解決に取組んだ。
また、「デジタル・IT基盤の強化」も挙げており、具体的な取組みとして、販売・在庫管理に関わる業務プロセスを効率化するために新基幹システムを導入し、本格稼働を開始した。
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