JR貨物は7月12日、2016年度第1四半期の輸送動向を発表し、コンテナ貨物は523万9000トン(前年対比1.0%減)、車扱186万9000トン(4.9%増)だった。
4月14日より断続的に発生した熊本地震や6月下旬の鹿児島線・山陽線大雨等の影響により高速貨222本が運休した(前年同期は、高速貨97本が運休)。
コンテナ貨物は、鉄道へのシフトが続いている食料工業品が好調に推移したほか、積合せ貨物やエコ関連物資が前年を上回った。
一方、農産品・青果物が九州地区の玉葱の生育不良により低調な発送となったほか、紙・パルプの荷動きの低調、熊本地震による東海発、九州向け自動車部品の減送により、コンテナ貨物全体では減となった。
車扱貨物は、石油が堅調な発送となったことに加えて、セメント・石灰石の荷動きが好調となったため、車扱貨物全体では増となった。