SBSフレイトサービスは11月4日、デジタルタコグラフの機種統一を進めてきたが、10月末で全車導入が完了したと発表した。
新型デジタコは、ドライブレコーダーやGPS機能との連携により、車間距離保持や車線逸脱防止などのドライバー支援に加えて、走行中の撮影動画や車両位置をどこからでも確認できるほか改善基準告示に準拠した労務状況管理など運行管理支援が充実している。
SBSフレイトサービスは、東北から関西までの広域トラック輸送や海上コンテナ輸送(ドレージ輸送)の輸送事業や3PL事業などを展開している。
東北から大阪間の路線便から3温度帯のルート配送まで車両230台を保有している。
同社は過去に一部事業所でデジタコを導入していたが、アナログ式の代替が目的で、機種も不統一だった。
近年、デジタコは、エコドライブや事故防止、事故原因の究明などへの機能が著しく進化していることから2015年より機種統一と全車導入に取り組んできたもの。
一方、事故防止に向けた安全教育は、各事業所を巡回する安全運転研修会の実施、SBSグループのエコ安全ドライブ研修への参加、2014年から2016年には運行管理者を対象としたグループ3社との合同管理者安全研修を12回に亘って開催するなど充実と強化を図っている。