スズキは1月27日、インドのグジャラート州アーメダバードに設立した四輪車生産の100%子会社「スズキ・モーター・グジャラート(SMG)社」が、同州ハンサルプールに建設していたグジャラート工場が完成し、2月1日より量産車の生産を開始すると発表した。
<スズキ・モーター・グジャラート(SMG)社グジャラート工場>
SMGは、今後のインド自動車市場の伸張とインドからの輸出拡大に備えて生産能力を確保するために、スズキとしてはインドでは初めてとなるスズキ100%全額出資の四輪車生産のための新会社で、2014年3月に設立した。
グジャラート工場は、同州ムンドラ港に近い位置にあり、欧州、アフリカや日本を含む海外への輸出基地として活用していく。マルチ・スズキ社とは別の生産会社とすることで、両社がお互いに切磋琢磨し、インドにおけるスズキ四輪車の生産性および品質を向上させていく。
グジャラート工場で生産された車両は、マルチ・スズキ社に供給する。生産車種は、プレミアムハッチバックの「バレーノ」で、マルチ・スズキ社の「NEXA」店で販売される。
今後マルチ・スズキ社での販売状況を見ながら生産車種を増やしていく予定だ。
■MG社およびグジャラート工場の概要
社名:Suzuki Motor Gujarat Private Limited(スズキ100%出資)
本社所在地:グジャラート州アーメダバード
工場所在地:グジャラート州ハンサルプール
敷地面積:640エーカー(260万m2)
生産車種:バレーノ
生産能力:年間25万台(第一工場)
投資額:約600億円(第一工場)
約1000億円(第二工場とエンジン・トランスミッション工場)
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