コーセーは3月1日、群馬工場(群馬県伊勢崎市)の敷地内に建設していた新生産棟が、一部稼働を開始した。
現在の生産棟に並ぶ形で、より高付加価値製品の生産能力強化を目指して新生産棟を建設し、今後は群馬工場を海外を含めたマザー工場として位置づける。
60億円を投じ、3階建て、延床面積18,666m2、従業員300名(予定)、生産能力は年間4,500t、3000万個で、国内外の総生産量が稼働後は従来の約1.3倍へと拡大する。
製品タイプ毎に生産ゾーンを分け、それぞれを管理することにより、化粧品GMPに準拠した生産環境を構築し、万全な品質保証体制に結びつけている。
棟内の諸室は生産工程順にコンパクトに集約し、動線のワンウェイ化を図り、上下の動線は自動化設備を活用し、物流・マテリアルハンドリング効率の向上を図り、自動化ライン等とあわせ生産性の向上を実現した。
群馬工場は1980年に稼働を開始し、スキンケアやコスメタリー製品を中心に生産していたが、近年の売上拡大に伴う生産量の増大と、多品種少量需要への対応が必要としていた。
コーセー/物流費0.05%増の93.36億円、構成比は大幅減