サトーは8月6日、タイで販売・製造を行う子会社SATO AUTO-ID(STC)が、新工場を設立し稼働したと発表した。
新工場では、ラベルを中心としたサプライ商品の生産能力を強化する。同国での製造業の堅調な需要に加え、今後の経済成長に伴って拡大が見込まれる周辺国の市場ニーズにも対応する生産拠点として稼働する予定だ。
ラベルやタグなどのサプライ商品は、製品識別、工程・部品管理、物流、食品表示など、製造・流通現場の多様なプロセスを支えるインフラのひとつ。安定供給により、顧客の業務中断リスクを抑え、生産性と品質の維持向上に寄与するという。
新工場の稼働により、STCにおけるサプライ商品の売上高は、2030年度までに約50%の増加を見込んでおり、同国と周辺地域における日系および現地の工業化市場への供給拠点として、グループ全体の事業成長を支えるとしている。
■新工場概要
所在地:タイ・サムットプラカーン県
建築面積:約4500m2
延床面積:約5700m2
着工:2024年6月
稼働開始:2025年7月29日
投資額:約17億円