デカルト・データマインは8月15日、米国税関B/L統計を基にまとめたアジア発米国向け(往航)2025年7月分の海上コンテナ輸送量実績データを発表した。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナ輸送 月次トレンド比較2025年7月>
データよると、7月のアジア主要10か国・地域発米国向け(往航・母船積み地ベース)は、前年比1%増の192万TEUとなり、過去最多となった。1-7月累計は前年比3.5%増(1177万TEU)だった。
1位の中国発は前月比40%増と5月の落ち込み(19%減)を大幅に回復、ハイシーズンの動きに米国関税交渉を睨んだ駆け込み輸入が重なったと思われる動きとなった。中国発の前年比は8%減、累計では4%減だった。
2位のベトナム発は前年比35%増(前月比7%増)、累計では前年比35%増と二桁増を続けている。
アジア発主要品目の動きも上位10品目全てが前月から2桁増(27%増)となった。
品目別では、家具類(HS 94)が前年比4.9%減、プラスチック(HS 39)が8.0%増、機械類(HS 84)が0.1%減、電子電機(HS 85)が4.7%減、玩具・運動具(HS 95)が0.7%減、自動車関連(HS 87)が6.3%減などとなっている。
上位10品目合計では前月から26.7%増、前年比では0.3%減だった。
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