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ESR/兵庫県尼崎市に延床39万m2の物流施設、投資額700億円

2017年03月17日/物流施設

ESRは3月17日、兵庫県尼崎市の湾岸地域、末広町の敷地面積約19万4000m2の旧パナソニック第3・第4工場で、建物はパナソニック、土地は関西電力と譲渡契約を締結し、3月15日に引き渡しが完了したと発表した。

<尼崎ディストリビューションセンター パース>
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2018年1月に着工、2019年12月竣工の計画で、 土地・建物の建設費用を含めた総投資額は約700億円を想定している。

ESRでは初の6階建て・ダブルランプ形式のマルチテナント型の物流施設を予定しており、延床面積は約39万m2と日本最大、アジア全域でも最大クラスの一つとなるという。

<位置図>
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<詳細図>
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尼崎市は京阪神工業地帯の中心で、施設は阪神高速道路5号湾岸線尼崎末広ICの至近、尼崎港周辺にある工業集積地区の一角に位置し、関西全域をはじめ、東日本、西日本へのアクセスも容易な好立地。

大阪にも隣接していることから、大阪市内への配送拠点としても非常に需要が見込まれ。

施設では、各種業界の大手企業の誘致を計画しており、完全稼働した際には数千人規模の新たな雇用創出が出来ると目論んでおり、地域活性化に多大な貢献ができると考えている。

さらに、容積率を最大限生かした6階建てに設計しており、建物完成の暁には地域税収増にも貢献できるとしている。

ESRの基本理念である「HUMAN CENTRIC DESIGN.」(人に優しいデザイン)に基づき、最新の設備とアメニティを導入し、 再生可能エネルギーも活用し、環境負荷の低減にも最大限配慮をした最先端の物流施設を提供する。 2018年1月着工、2019年12月竣工を予定している。

ESRのスチュアート・ギブソンCEOは、「日本最大の巨大プロジェクトは、規模、建物の形状、そして先進型物流施設のユーザー・インターフェースを大きく進化させる、という金字塔を打ち建てることになる。物流施設の規模が大きくなることにより、建物内で働く人々はより洗練された体験を重ね、一方でテクノロジー、オートメーション化、作業過程がさらなる進化を遂げていく。ESRがアジアにおける先進型物流施設の一番のパイオニアであると自負しているが、ESR尼崎ディストリビューションセンターはこれまで培ってきた高い経験値、社員のデザイン・企画力と大阪湾岸地域の開発への高い専門知識が結集して実現できた」と述べている。

■施設概要
名称:ESR(イーシャンレッドウッド)尼崎ディストリビューションセンター
所在地:兵庫県尼崎市末広町
敷地面積:約19万4000m2
延床面積:約39万m2
着工:2018年1月(予定)
竣工:2019年12月(予定)
構造・階数:RC+S(鉄筋鉄骨コンクリート)造 ・地上6階建

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