鴻池運輸は7月20日、グループ会社のKONOIKE-GENERAL, INC. (KGI)が、米国・カリフォルニア州サウスゲート市に建設を進めてきた、冷凍・冷蔵倉庫が竣工を間近に控え、7月7日に竣工記念式典(内覧会)を開催したと発表した。
9月にはKGIが近隣に有する現倉庫から貨物の移管を完了し、本格稼働を開始する予定。
KGI新倉庫は、省電力・節水型の新型冷凍システムを屋上に設置し、天井から冷気を庫内に循環させることで冷却効率を高め、アンモニア使用量を大幅に削減するなど、環境面にも配慮している。
敷地面積は1万7000m2、延床面積7706m2、収容パレット数は約1万3000、庫内は5室分割(冷凍・冷蔵温度帯可変)でドックシェルター11基を備えている。
主に冷凍庫では肉、濃縮還元果汁、冷蔵庫では果物、濃縮還元果汁および乳製品などを取り扱う。
KGIでは、既存の冷凍・冷蔵倉庫の顧客の貨物を新倉庫に移管するとともに、周辺に立地する潜在的顧客への拡販も図っていく。
ロサンゼルス市ロングビーチ港のオーバーウエイトエリア内で冷凍・冷蔵倉庫事業を担う2社、および同市内で輸出入NVOCC 業務や大型重量物一貫輸送・据付作業を担うKONOIKE TRANSPORT & ENGINEERING (USA) , INC.(KTE)とともにKPACグループとして連携を図りつつ、KONOIKEグループのグローバル定温物流ネットワークの北米拠点としての役割を担う。
■新倉庫の概要
所在地:アメリカ合衆国 カリフォルニア州サウスゲート市
敷地面積:1万7000m2
延床面積:7706m2
仕様:5室分割(冷凍・冷蔵温度帯可変)
ドックシェルター11基
約1万3000 パレット収容
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