JR貨物は9月13日、農産品の収穫期に合わせ、北海道から本州に向けて馬鈴薯輸送の専用列車を運行すると発表した。
北海道地区で8月中旬より気温の低い状態が続いていたが、連続した雨の日が少なかったこともあり、馬鈴薯・玉葱等の生育は順調に推移し収穫も平年並みと見込まれる。
昨年度は、北海道・東北地区に甚大な被害をもたらした台風10号の影響により、一部で不通区間が発生したため、荷主およびトラック事業者の協力を得て区間を短縮し運行を行ったが、本年度は、2年ぶりに通常運転を行うとしている。
輸送力はコンテナ車17両、12ftコンテナ85個。
なお、JR貨物は北海道地区で生産される多くの農産品を全国各地に輸送しており、北海道外に出荷されるもののうち、馬鈴薯は39%、玉葱には68%をJR貨物が輸送している。