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JR貨物/2017年度上半期の輸送動向、コンテナ貨物4.0%増

2017年10月11日/調査・統計

JR貨物は10月11日、2017年度上半期の輸送動向を発表し、コンテナ貨物は1099万5000トン(前年対比4.0%増)、車扱396万2000トン(1.3%増)だった。

上半期は、6月下旬から7月中旬頃にかけての全国各地での大雨、7月下旬の東海道線送電障害、8月上旬の台風5号の接近および9月中旬の台風18号の影響等により、全体で高速貨 675本、専貨8本が運休となった(前年同期間は、高速貨969本、専貨12本が運休)。

コンテナは、ドライバー不足を背景に鉄道へのシフトが進んでいる積合せ貨物が、東海・九州地区間をはじめ全国的に好調となったほか、国内新車販売台数の増加に伴い、自動車部品も東海・東北地区間を中心に堅調に推移した。

食料工業品では、関西発北陸向けのビール輸送が順調に推移していることに加え、北海道・新潟地区発等で菓子類の輸送が好調となったため、前年を上回った。

一方、紙・パルプが印刷紙・コート紙の需要減少および定期修繕実施月変更等により、前年を下回ったものの、コンテナ全体では前年比4.0%増となった。

車扱は、石油が配送圏の見直しに伴い鉄道へのシフトが進んだことから、前年を上回った一方で、セメント・石灰石は需要減少等により大幅な減送となった。その結果、車扱全体では前年比1.3%増となった。

コンテナ・車扱の合計では、前年比3.3%増だった。

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