日本貨物鉄道は11月15日、「東京貨物ターミナル駅高度利用プロジェクト」の進捗状況を発表した。
<東京レールゲートWEST(左側の建物)鳥瞰(南側)イメージ>
来年8月着工予定の「東京レールゲートWEST」は、来年1月に実施設計・施工事業者を決定するが、建物を5層から6層に高層化し、貸床を増床するなどの設計変更を行ったうえで、計画を進める。
これまでの間のプレリーシングの結果、多くの事業者から関心が高いためで、延床面積を6.1万m2から7.56万m2と約25%増床した。着工、竣工時期は変更している。
最終段階である2022年8月には「東京レールゲートEAST」竣工に向けて、プロジェクトを進めていく。
<新駅事務所棟建設地(赤囲みは東京貨物ターミナル駅高度利用プロジェクト開発計画地 約10.7万m2)>
なお、プロジェクト第一段階となる駅事務所他施設整備は、今年2月に着工し、11月末竣工する。移転に伴う設備関連工事完了し、来年1月に利用運送事業者事務所・駅事務所の移転する。
■東京レールゲートWESTの概要
所在地:東京都品川区八潮3丁目(東京貨物ターミナル駅構内)
事業者:JR貨物
敷地面積:約21,000m2
延床面積:約75,800m2
規模・構造:地上6階建/免震構造
着工:2019年8月(予定)
竣工:2021年3月(予定)
立地
(港湾)東京港国際コンテナターミナル約2km
(空港)羽田空港国内貨物地区約3km
羽田空港国際貨物地区約4km
アクセス
(自動車)首都高速湾岸線「大井南IC」約2km
首都高速横羽線「平和島IC」約2km
(鉄道)東京モノレール「流通センター駅」徒歩14分
■東京貨物ターミナル駅事務所他施設整備事業の概要
新設建物:新駅事務所(事務所棟)、立体駐車場(駐車場棟)
構造規模:事務所棟鉄骨造地上5階建
駐車場棟鉄骨造1層2段駐車場
延床面積:事務所棟7,767.48m2、駐車場棟3,810.16m2
詳細設計・施工:安藤・間