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矢崎ES/勤怠管理システムで、ロジ勤怠システム社と資本・業務提携

2018年02月01日/IT・機器

矢崎エナジーシステム(矢崎ES)とロジ勤怠システム社は1月31日、勤怠管理システムの普及を支援するための資本・業務提携を行うと発表した。

提携内容は、出資金額が矢崎ESからロジ勤怠システム社へ6000万円。矢崎 ES の新製品開発における、ロジ勤怠システム社の各メンバーへのヒアリングやモニターの実施。「勤怠ドライバー」と、矢崎ESのデジタルタコグラフ等の商品を、ロジ勤怠システムがセットで販売(クロスセル)する。

勤怠管理システム「勤怠ドライバー」は、中小零細事業者によって構成される運送業界の深刻な労働力不足と、これに起因する不規則な労働時間帯や長時間労働の解消を目指し、ロジ勤怠システム社が開発したもの。

ポイントは、容易かつ安価な労務関連法令の遵守。クラウド型のシステムなので、労務関連の法令改正時におけるユーザー側によるシステムの設定変更やプログラムの修正が不要(改善基準告示には対応済み)。

常に最新の労務管理関連法に適合した労働時間と給与のシミュレーション機能により、労務管理の「見える化」を実現。事業者、ドライバー双方の勤怠管理、及び「働き方」に対する意識付けを促進。

行政等による労務管理監査の帳票整備(作成・管理)や、「未払い残業」「最低賃金」のチェックと過去に遡った支払いに対応。併せてこれらに要する作業時間も大幅に削減できる。

中小運送事業者の特徴である、個社ごとに異なる勤怠管理の方法に合わせたシステムのカスタマイズを容易に実現。結果、勤怠管理に関するトータルコストの削減が可能だ。

また、デジタルタコグラフやアルコールチェッカーとの接続(連携)により得られた様々なデータを用いた解析を通じ、経営の問題把握や業務の効率化が可能としている。

当面の目標は、2017年4月に販売を開始して以来、現在までモニターを兼ね 30社へ納入済み、2018年7月末までにその4倍となる累計120社程度への納入を目指している。

なお、ロジ勤怠システム社は中小運送事業経営者8名により、2013年8月に設立されている。

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