UPSは2月2日、航空サービスへの加速する需要の高まりに対応し、キャパシティを拡大するため、ボーイング747-8型貨物ジェット機14機およびボーイング767型機4機を発注したと発表した。
これらの貨物機は、代替機ではなく、UPSの既存の保有貨物機に追加となる。
発注した18機の貨物機は、2016年に発注されたボーイング747-8F型機14機とともに迅速なスケジュールで手続きが進められ、2022年末までには、全32機の納品がすべて完了する予定。これにより、4000トン以上の貨物積載力が追加されることになる。
UPSは現在、保有機おとリース機をあわせて500機以上の貨物機を運航している。2017年には、3機の747-8型機を受領した。
ボーイング747-8型貨物機は、メインデッキに34台、ロワーデッキに12台の計46台の輸送コンテナを搭載可能。最大貨物搭載量は30万7600ポンド(約14万㎏、およそ3万個の小口貨物に相当)で、航続距離は4200海里(7778㎞)。最新の747-8型機は確固たる安全性と信頼性、環境性能を誇る。
ボーイング767型貨物機は、メインデッキに24台、ロワーデッキに7台の計31台の輸送コンテナを搭載可能。最大貨物搭載量は、13万2200ポンド(約6万㎏)で、航続距離は約3000海里(5556㎞)。UPSは現在、59機のボーイング767型機を運航している。
UPSのデビッド・アブニー最高経営責任者(CEO)は、「UPSの米国内の翌日配達サービスや、その他の航空貨物サービスの取扱量は、記録的に拡大しており、国際部門においても、輸出貨物が4四半期連続で2桁成長を達成している。こうした顧客の強い需要に応えるために、UPSは航空輸送能力の拡大に継続的に投資を行い、顧客と世界の市場を結ぶ重要なリンクを提供する」と話している。