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CEC/トラック待機時間解消、入出荷効率化の物流ソリューション提供開始

2018年07月30日/IT・機器

シーイーシーは8月1日、トラックドライバーの待機時間を解消し、入出荷を効率化する物流ICTソリューション「LogiPull(ロジプル)」の提供を開始する。

<LogiPullのサービス概要>
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LogiPullは、工場や物流拠点のトラック積降に関わる「バース予約管理」、「車両入退管理」、「車両誘導」「バース実績管理」の4つのシステムからなる物流ICTソリューション。

4つのシステムが連携し、構内物流の車両の流れを”計画”から”実績”まで一元管理できる。

それぞれのシステムを個別導入でき、費用に応じた組み合わせや段階的な導入、システムはクラウド環境を活用することで、スムーズな導入が可能となっている。

車両管理の自動化や精緻な情報収集のために、お客の課題に合わせて、ETCをはじめ様々なデバイス(カメラ、バーゲート、満空センサー、電光掲示板など)を活用した提案ができる。

<システムイメージ>
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バース予約管理サービスは、配送会社から工場、物流拠点におけるトラックバースの予約を受け付け、管理する機能を提供する。

バース利用を予約制として車両来場を分散、ドライバー待機時間を削減、トラック渋滞を緩和し、予約情報の活用で事前準備を容易にして入出荷を効率化、構内作業員の稼働を改善する。

車両入退管理サービスは、ETC車載器などにより車両を検知、ゲート開閉やパトライトを制御して登録車両のみを通過させるもので、ゲート開閉や入退受付、入退履歴記録を自動化、スムーズな車両入退場と受付業務効率化を実現する。

さらに、ETC車載器やカメラによる車番認識など、様々な方式で登録車両を識別、セキュリティを強化、特にETC車載器方式「CaoThrough」では高精度で車両を識別でき、構内の滞在車両をリアルタイムに把握でき、災害時の安全管理も支援できる。

車両誘導システム構築は、満空センサーをバースに設置、メール配信や電光掲示板を利用して車両誘導を行うシステムを構築、入構待ちトラックを待機場に一旦収容し、順番がきた車両からトラックバースに誘導するもので、車両の登録データとバースの利用状況に応じた自動誘導を実現、守衛・誘導業務を省人化する。

バース実績管理システム構築は、満空センサーやタブレットを使用して、トラックバースの利用時間や荷積み・荷降ろし時間を記録するシステムを構築、作業改善分析用にデータを記録し、トラックスケールと連携して、積み荷重量を記録することもできる。

バース利用状況・作業状況をリアルタイムに見える化、作業時間データの集計/分析で作業改善を支援、積載重量の把握を省力化し、過積載防止等の導入効果を期待できる。

今後、同社は、受付業務の省人化や実績管理での在庫情報との連携を中心に、LogiPullの機能強化を予定している。

また、荷積み・荷降ろしの自動化や積載最適化に向け、屋内位置測位・動線管理システム「RaFLOW(ラフロー)」や作業動態管理システム「SmartLogger(スマートロガー)」を中心に、ものづくりソリューション「VR+R(ヴイアールアール)」との連携を進め、物流を効率化するサービスとして拡充する。

販売目標は、2020年までに国内100社。

■問い合わせ
シーイーシー
担当:デジタルインダストリーBG
第三営業部 西山
TEL:06-6396-3456
marketing@cec-ltd.co.jp
https://www.cec-ltd.co.jp/solutions/logipull/

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