シーイーシーは11月25日、倉庫運用管理システム「LogiPull WES(ロジプル ダブルイーエス)」を同日から提供開始すると発表した。
同社は、物流効率化ICTソリューション「LogiPull」でバース管理システムを提供している。新たに開発したLogiPull WESは、物流倉庫の入出庫業務を管理するWMS(倉庫管理システム)やマテハン機器を制御するWCS(倉庫制御システム)などの物流倉庫内外のシステムを連携するWES(倉庫運用管理システム)で、庫内業務とバース管理の情報をつなぎ、倉庫全体の自動化を支援する。
特長として、WMSやバース管理システムのトラックの来場予定に合わせて入出庫作業計画を自動生成、計画に沿ってマテハン機器を自動制御することで計画と実行の両面で庫内業務の自動化を実現する。また、荷揃え完了時に自動的にトラックへ誘導指示を行うなど、これまで分断されてきた庫内業務とバース管理業務を統合することができる。
同社はトラックの長時間荷待ちやサプライチェーン間のデータ連携などの課題を解消するため、LogiPullシリーズとして「バース予約管理システム」「車両入退管理システム」「受付管理システム」「車両誘導システム」「バース実績管理システム」を、全国40社以上に導入している。
今回、さらなる物流業界の課題解決を目指し、LogiPullバース管理システム導入企業40社への自主調査を実施。回答結果から「バース管理システムで収集したトラック来場予約などの情報を庫内業務やマテハン機器と連動したい」という要望が過半数を占め、LogiPull WESの開発に至った。