国際協力機構(JICA)は9月4日、ジョージアの首都トビリシで、ジョージア政府との間で、「東西ハイウェイ整備事業(フェーズ2)」を対象として387億3500万円を限度とする円借款貸付契約(LoanAgreement:L/A)に調印した。
黒海とカスピ海を結ぶ重要な国際物流網を構成し、ジョージア国内を横断する東西ハイウェイについて、未改修区間であるアウグヴェタ~ショラパニ間(14.7km)の既存道路の改修とトンネル・橋梁の建設などを行うことで、ジョージアとコーカサス地域の輸送力が増強され、経済発展に寄与する。
事業の完成時期(供用開始時期)は2021年9月を予定。
なお、同事業に対する円借款には本邦技術活用条件(STEP)が適用され、整備される橋梁や道路防災・落石対策には日本の鋼合理化桁、対候性鋼材、合成床板、落石防護ネットなどの技術が活用される予定。