商船三井は10月10日、積木製作のVR技術を活用したゴーグル型乗組員安全教育ツールに「クレーン吊り荷落下」と「火災発生時の対策」のコンテンツを追加したと発表した。
両コンテンツでは安全対策を明示し、乗組員の安全に対する問題意識の向上に役立てる。
ゴーグル型VRによる乗組員安全教育ツールは、CGで再現した不安全行動で発生しうる船内での事故を、実際の事故に遭遇せずとも視覚的な体験を通じて事故を疑似体験し、その後俯瞰的に第三者的視点で振り返ることで危険状態の認識の向上を図るもの。
2017年に導入してから、持ち運びが容易なゴーグル型VRの強みを最大限に活かし、「転落防止」のシナリオを世界各地の当社関連船舶管理会社および本船内で展開してきた。
今回、視覚的な安全対策が求められる労働災害を乗組員に調査した上で、VR技術との適合性が高いコンテンツ2件を新たに追加した。