国土交通省は10月17日、長野県白馬村で、ドローンによる荷物配送モデルの早期実用化に向けた検証実験を10月22日に行うと発表した。
長野県白馬村の八方尾根スキー場黒菱林道終点(標高1500m)から直線距離1km(飛行時間5分)の距離にある村営八方池山荘(標高1850m)間で、現状ヘリコプターが担っている配送の一部をドローンで行う。
検証実験は4往復程度行う予定で、往路で3~5kgの食料などを山荘へ配送し、復路で登山客のゴミなどを回収。ヘリでの配送と比較して、CO2排出量削減効果や費用対効果などを検証する。
今回の取り組みは、山間部などの過疎地域で積載率の低い非効率な配送が行われていることによる物流課題の解決に向けた実証実験の一環で、長野県白馬村のほか、福島県南相馬市や埼玉県秩父市、岡山県和気町、福岡市の全国5か所で実施を予定している。
■検証実験の概要
日時:10月22日 10:00~16:00(予備日23日、気象状況等で中止する可能性あり)
場所:長野県白馬村(白馬八方尾根スキー場黒菱林道終点~村営八方池山荘)
実施主体:白馬村山岳ドローン物流実用化協議会(代表事業者:白馬館)