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ヤマト運輸等/渋川伊香保温泉等で手ぶら観光サービス実証実験

2019年05月13日/3PL・物流企業

群馬県渋川市、 渋川伊香保温泉観光協会、 関越交通、ヤマト運輸は5月13日、観光客の手荷物を渋川駅前から伊香保温泉の各旅館に当日中に配送する「手ぶら観光サービス」の実証実験を5月17日から開始すると発表した。

<左より関越交通 佐藤社長、 渋川市 高木市長、 渋川伊香保温泉観光協会 大森会長、ヤマト運輸 松田支社長>
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<デモンストレーションの様子>
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実証実験期間は、5月17日~2020年1月31日まで行う。

<サービスの流れ>
20190513yamato3 500x134 - ヤマト運輸等/渋川伊香保温泉等で手ぶら観光サービス実証実験

サービスの流れは、渋川駅前にある「渋川駅前プラザ」で14時00分までに預かった手荷物を、ヤマト運輸のセールスドライバー(SD)が関越交通の路線バスに積み込む。次に、渋川駅を出発した路線バスは、通常通り顧客を乗せて運行しながら、 伊香保温泉停留所に向かう(客貨混載)。そして、伊香保温泉停留所でSDが路線バスから集配車へ手荷物を積み替え、各宿泊施設に16時30分まで届けるといったもの。

利用料金は 手荷物1個につき500円。渋川市が運賃の一部を負担することで、 一律料金で提供。手荷物の大きさは、縦・横・高さの合計160cm、 重量25kgまでの手荷物が対象となる。

4者が連携したことで、関越交通の路線バスを活用した「客貨混載」による渋川駅から伊香保温泉の宿泊施設へ手荷物の当日配送を開始し、観光客の手ぶらで快適な旅を実現する。

今後、渋川市、渋川伊香保温泉観光協会、関越交通、ヤマト運輸はこの実証実験の結果をふまえ、 今後増加する訪日外国人を含む多くの人々に、より便利で快適な観光を楽しんでいただくための取り組みを検討していく。

なお、群馬県渋川市は、美術館やアミューズメント施設が多く、周遊観光の人気が高まっている。また、渋川市を代表する伊香保温泉は、365段の石段を中心に広がる街並みが有名な湯治場として、国内外問わず多くの観光客で賑わっている。これまで、多くの観光客は大きな手荷物を携えたまま移動することが多く、身動きがとりずらいために十分に観光を楽しめず、周遊観光や伊香保温泉街での観光時間が短くなってしまうなどの課題があった。

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