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日本郵船/自動車船の衝突想定し重大事故対応訓練

2019年09月10日/CSR

日本郵船は9月5日、安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」活動の一環として、運航する大型自動車運搬船の重大事故対応訓練を実施した。

<事故対策本部の訓練>

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<記者会見の訓練>

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訓練には、国土交通省海事局や、第三管区海上保安本部、東京海上日動火災保険、UK P&Iクラブ日本支社の社外関係者が協力。

伊豆下田沖を航行中の自動車運搬船が電源喪失後に高速旅客船と衝突し、損傷個所から貨物艙内に浸水が発生するとともに、旅客船では衝突によって落水者が発生したという状況を想定して行われた。

訓練では、船舶管理会社から事故連絡を受けて対策本部を設置、事故情報を国土交通省海事局と第三管区海上保安本部へ連絡、国土交通省海事局、第三管区海上保安本部や関係者と連携して自動車運搬船の電源復旧や旅客船からの落水者の救助などについて対応、事態の進展に合わせて順次プレスリリースを配信し、記者会見を実施するまでの流れをシミュレーションした。

「Remember Naka-no-Se」活動は、1997年7月2日に発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の東京湾中ノ瀬原油流出事故を教訓として、毎年7月1日から2か月間、安全運航の重要性を全社員が再確認するために実施している安全キャンペーン。

今年は2か月間のキャンペーン期間中に、国内外の役員・社員300人超が約150隻を訪船し、基本動作として2S(整理・整頓)の徹底をテーマに掲げ、経営層や社員と現場が一体となった安全活動を展開した。

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