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名村造船所/11万5千トン型油送船「PLATANOS」を引渡

2019年09月25日/IT・機器

名村造船所は9月24日、佐賀県の伊万里事業所で建造していたORAMA SHIPMANAGEMENT社向けの11万5千トン型油送船「PLATANOS」を引渡した。

<PLATANOS>

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新造船は、標準的な船幅44mのアフラマックスタンカー船型でありながら、浅喫水で載貨重量11万5000トンを確保。貨物油タンクとバラストタンクの新塗装性能基準を適用し、タンクの腐食を防止することで、船舶の安全性を向上させた。

また、独自開発の「Namura flow Control Fin(NCF)」と「フィン付き舵(Rudder Fin)」の装備や、低摩擦型船底防汚塗料の採用で、推進性能の向上を図るとともに、電子制御式主機関の採用で燃料消費量の低減を図っている。

主機関と発電機関は、海洋汚染防止条約(MARPOL条約)によるNOx排出規制(Tier2)に適合した機種を採用。大容量の貨物油ポンプを3台装備し、3種の異種貨物油が積載可能なほか、自動浚油装置を実装し、効率良く短時間で貨物油の荷揚げを行うことが可能になっている。

■PLATANOSの主要目
全長:249.97m
幅:44.00m
夏季満載喫水:14.80m
総トン数:6万3461トン
載貨重量:11万4578トン
主機関:MAN B&W 6G60ME-C9.5 1基
定員:36名
船級:ロイド船級協会(LR)
船籍:バハマ

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