ギオンとLPガス配送の三ッ輪運輸は9月30日、繁閑期における配送業務の平準化などに向けて業務提携した。
<2社の稼働状況>

ギオンはアイスクリームや飲料の需要が高い夏場に、三ッ輪運輸はLPガスの利用が多い冬場にそれぞれ配送業務が集中し、ともに繁忙期の人員確保や追加人件費の高騰などに問題を抱えている。
そのため、繁忙期シーズンが重ならないという異業種間ならではのメリットを生かした業務提携によって、配送業務の平準化やリソースの共用による長時間労働の改善・働き方改革を実現し、さらなる顧客満足度の向上を目指す。
ギオンの祇園 義久会長は、「物流事業では毎年成長を続ける一方で、人材確保の悩みと常に向き合っていかなければならない。今回の業務提携は、労働者不足に対する短期的な助け合いではなく、長期的に有益な協力関係を築き、互いのフィールドでサービスに付加価値をつけることを見据えたものだ」とコメント。
三ッ輪運輸の杉田 直樹社長は、「LPガス業界の配送は、配送量の季節変動性が非常に顕著に出ており、給与体系の平準化は難しい状況だった。ギオンとの提携で、同業界での提携のみでは解決し得なかったことが可能になり、従業員への年間を通じた安定的な収益の確保や、ドライバースキルの向上につながる」と述べた。