国土交通省は11月26日、沖縄県の那覇空港に第2滑走路を増設し、2020年3月26日から運用開始すると発表した。
<那覇空港滑走路増設事業>
<那覇空港国際線ターミナル地域再編事業の全体図>
<高さ地上88m(8階建)の新管制塔>
<新管制塔の位置図>
これに先立ち、2020年1月15日から管制官の慣熟のために新管制塔の運用を開始する。
第2滑走路増設事業は、沖縄県と国内外を結ぶ人流・物流の拠点として極めて重要な役割を果たしている那覇空港を、さらなる沖縄振興を図るため、2013年度から工事を進めていたもの。
増大するインバウンド需要に対応するため、滑走路処理容量が約2倍近くになることから、人流・物流ともに、その活性化が期待されている。
今後、残りの工事を完成させるとともに、無線施設等の検査、航空法の手続き、航空会社等への周知等を経て、供用を迎えることになる。
■事業概要
滑走路処理容量:13.6万回/年→24万回/年
総事業費:約2074億円
第2滑走路:2700m×60m(第1滑走路は3000m×45m)
国交省/6月の鉄道貨物数量8.1%減、貨物トンキロ2.8%減