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日本GLP/圏央道沿線に5.5万m2物流施設、小規模ニーズ取り込む

2019年12月24日/物流施設

日本GLPは12月24日、埼玉県北本市にマルチテナント型物流施設「GLP北本」を建設すると発表した。

<完成イメージ>

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施設は地上4階建て延床面積5万5000m2を計画。2020年5月の着工、2021年7月末の竣工を予定している。日本GLPが埼玉県下に建設する物流施設として19棟目の物件だ。

都心から40km圏内で、圏央道「桶川加納IC」から2.7km、「桶川北本IC」から4.9kmの立地。JR高崎線「北本駅」から2.9km、「桶川駅」から2.3kmと通勤にも至便で、住宅エリアからも至近なことから、雇用確保の点でも有利な環境を有している。

施設は、同エリアのニーズが比較的小・中規模スペースへの需要が多いという傾向を踏まえ、最小区画面積を1200坪とし、最大8カスタマーが入居可能な設計とすることで、小規模なニーズを柔軟に取り込めるようにする。

また、1分割区画ごとに垂直搬送機や荷物用エレベータを標準設置することで、縦搬送能力を高め、2階へのスロープを用いたアクセスにより、2フロア(1-4階、2-3階) での効率的なオペレーションを可能にする。1階は両面バース、2階は片面バース構造にすることで、通過型と在庫型の両需要に対応する。

建設地は、北本市のハザードマップ上でも洪水や地震、液状化など災害による危険度が極めて低いと想定されるエリアに立地していることに加え、防災センターでの24時間有人警備や、非常用発電機によるバックアップ電源の確保など、高いBCP機能を有する。

環境面では、全館の照明にLEDを採用するほか、一部エリアで人感センサー制御装置も設置するなど、省エネに取り組むほか、カフェテリアや庫内でのビッグアスファンの設置など、労働環境の快適性も追求する。

日本GLPの帖佐 義之社長は「GLP北本は近隣エリアでの開発・運営の実績と経験を生かし、高機能な物流施設に対する小・中規模のスペースへの潜在的な需要を捉え、柔軟に倉庫エリアの分割方法を設定することで、カスタマーの個別ニーズに幅広く対応する。今後もさまざまな業種の入居企業へ、最適かつ付加価値の高い物流施設を提案し、物流業務の効率化をサポートしていくとともに、地域コミュニティの一員として地域の安全と発展に寄与していく」とコメントした。

■GLP北本
建設地:埼玉県北本市下石戸6-316-2他
敷地面積:2万5000m2
延床面積:5万5000m2
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:2020年5月(予定)
竣工:2021年7月(予定)
認証取得:CASBEE(予定)

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