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日本郵船、商船三井、九州電力/LNG燃料大型石炭専用船で協定

2019年12月25日/IT・機器

日本郵船、商船三井、九州電力の3社は12月25日、世界初のLNG燃料大型石炭専用船2隻の長期輸送契約に関する基本協定書を締結したと発表した。

<日本郵船のLNG燃料大型石炭専用船>

20191225nmk1 - 日本郵船、商船三井、九州電力/LNG燃料大型石炭専用船で協定

<商船三井のLNG燃料大型石炭専用船>

20191225nmk2 - 日本郵船、商船三井、九州電力/LNG燃料大型石炭専用船で協定

<LNG供給イメージ>

20191225nmk3 - 日本郵船、商船三井、九州電力/LNG燃料大型石炭専用船で協定

この船は、LNGを燃料とする世界初の大型石炭専用船で、日本郵船、商船三井が運航を行い、九州電力の石炭火力発電所向けに海外から石炭を輸送する。

なお、LNGは従来の船舶燃料油に比べて、硫黄酸化物(SOx)については約100%、窒素酸化物(NOx)については約80%、二酸化炭素(CO2)については約30%の排出削減を見込んでいる。

LNG燃料は、九州電力が主に火力発電向けに調達しているLNGを、九州電力の75%出資子会社である北九州エル・エヌ・ジーの陸上出荷設備を通じて、本船に供給する。

今回の取組みは、世界的な環境規制強化の中で、船舶燃料の低炭素化に向けた有効な手段の一つであり、今後も環境負荷の低いLNGの導入促進を行うことで、低炭素社会の実現に寄与できるものと考えている。

■日本郵船のLNG燃料大型石炭専用船
全長/全幅:約235m/約38m
載貨重量トン数:約9万5000t
建造造船所:大島造船所
竣工予定:2023年4月(予定)

■商船三井のLNG燃料大型石炭専用船
全長/全幅:約235m/約38m
載貨重量トン数:約9万5000t
建造造船所:名村造船所
竣工予定:2023年6月(予定)

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