日鉄興和不動産は11月21日、米国イリノイ州シカゴ・プレインフィールドの物流施設開発事業に参画したと発表した。
事業は、米国を代表するデベロッパーであるTrammell Crow Companyとシービーアールイーが推進するもの。日鉄興和不動産のほかに、九州電力も同時に参画する。
事業の中心となるイリノイ州シカゴ都市圏は、東海岸・西海岸の主要都市をつなぐ州間高速道路、貨物鉄道、米国の航空貨物の玄関口の一つであるシカゴ・オヘア国際空港などの物流インフラが整った土地だ。そのため、米国中西部の物流集積地となっており、物流ストック量は全米1位(約11億sqf)を誇る。
計画地は、シカゴCBDから南西に60km、近年物流施設が集積するFar South West Suburbsのエリア内に位置し、州間高速道路「I55」及び「I80」へのアクセスが良好なことから、ECや生活消費財などの保管倉庫や配送センターとしての物流ニーズに適した立地となっている。
日鉄興和不動産は、旗艦ブランド「LOGIFRONT(ロジフロント)」の開発・運営を国内で18案件手掛けてきた。今回の参画では、さらなる物流施設開発の展開を目指し、初の海外物流施設開発に取り組んでいくという。
■プロジェクト概要
所在地:26220 W 143rd Street, Plainfield, IL
敷地面積:約20万9000m2(約6万3000坪)
延床面積:約7万3000m2(約2万2000坪)
構造:階数鉄骨造・1階
工事期間:2024年10月~2025年10月(予定)
施工:Krusinski Construction Company
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