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DHL/香港ハブのトニー カーンGMがエクスプレス日本法人社長に

2020年01月06日/SCM・経営

DHLジャパンは1月6日、山川丈人社長の後任として新たに香港セントラル・アジア・ハブのトニー カーン(Tony Khan)ゼネラル・マネージャーが1月1日付で社長に就任したと発表した。

<トニー カーン新社長>

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カーン新社長はDHLエクスプレス アジア太平洋地区の取締役会のメンバーも兼任する。山川前社長は2019年12月31日付で、引退した。

カーン新社長は15年以上に渡るオペレーションでの輝かしい手腕で、カーンが新たにDHLジャパンのビジネスの舵を取ることになった。これまでゼネラル・マネージャーとして、DHLの重要なグローバル・ハブのひとつである香港セントラル・アジア・ハブ(CAH)を総合的に監督・運営してきたカーン新社長は、卓越したリーダーシップと経営能力で、アジアの40%以上の貨物を扱うCAHの拡張計画をリードし、フライトネットワークやトランジットを向上させるなど、数多くの経営プロジェクトを成功に導いた。

今回の就任は、彼にとって日本への凱旋を意味する。カーンはこれまで10年以上に渡りDHLジャパンで常務執行役員業務本部長など要職を歴任し、日本のオペレーションを総合的に率いた経験がある。在任中、成田(NRT)、関西(KIX)の両ゲートウェイのほか、中部国際空港ゲートウェイ(NGO)を新たに開設し、日本での3ゲートウェイ体制を構築するなど、カーンは主導的な立場で、DHLジャパンの日本でのアドバンテージをより強固なものにした。

「日本での生活とビジネスを長く経験し、日本の国民性やマーケットを熟知し実績を積んだトニーは、この最重要市場を任せられる最も相応しいビジネス・リーダー」と、DHLエクスプレスのアジア太平洋地区のCEOケン リーは述べている。「経営能力のみならず、トニーはリーダーシップに秀でている。時には自らが手本となりチームを鼓舞する。2011年3月に発生した未曽有の東日本大震災においても、従業員の安全確保とサービスの継続に手腕を発揮した」。

カーン新社長は「素晴らしい日本のスタッフたちとともに、再び汗を流すことができることを、非常に楽しみにしている。前任者がこれまで築いてきたマーケットリーダーとしての立場をより強固なものとし、更なる発展を目指すと同時に、顧客、スタッフ、そして地域社会に信頼されるよりよい関係を築いていきたいと思う」と述べている。

■プロフィール
名称:トニー カーン
1965年5月パキスタン生まれ
言語は英語のほか、日本語、中国語など複数言語を使う。1987年にはカラチ大学で経済学の学位を取得している。

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