日本政策投資銀行(DBJ)は2019年12月27日、泉北高速鉄道に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施したと発表した。
評価した点は、鉄道事業、物流事業を統括した危機管理体制を構築し、各事業特性に合わせた現場での緊急対応訓練に加え、機器対応本部立ち上げ訓練などを実施し、組織全体としての防災力向上への活動をしている点。
また、駅、トラックターミナルなどの主要施設の耐震化対策を実施し、事業継続の基盤となるハードの抗堪性を確保している点や重要インフラ事業者として大阪府および和泉市と防災にに関する協定を締結し、地域防災に積極的に貢献している点等を評価したもの。
なお、泉北高速鉄道は南海電鉄の子会社であり、鉄道事業と物流事業を二本柱として事業展開している。物流事業において、公共トラックターミナルなどによる国内物流網の拠点としての役割を担っている。