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オープンロジ/DHLと輸送契約を締結、越境EC支援を強化

2020年02月06日/SCM・経営

オープンロジは2月6日、国際エクスプレスサービスを展開するDHLジャパン(DHL)と、越境EC支援の強化を目的に輸送契約を締結し、オープンロジ上で利用可能な配送手段にDHLが新たに加わったと発表した。

<今回の連携で実現すること。梱包・出庫までをオープンロジ 、以降の通関・海外配送をDHLが担う >

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またオープンロジの倉庫管理システム(WMS)もDHLと連携を開始。倉庫事業者はWMSを導入することで、より簡単に海外発送の物流業務を行えるようになった。今後も両社の連携を強化し、最適なEC向け物流サービスの提供に取り組んでいくとしている。

輸送契約を締結した背景には、越境ECは継続的な伸びが予想される一方で、EC事業者にとっては海外配送での手間や配送品質が課題となっている。オープンロジも以前よりEMS等を用いた海外発送代行を通じ国内事業者の越境ECを物流面から支援してきたが、需要の高まりを受け一層の支援強化の必要性を感じていた。

そこで国際エクスプレスサービスのリーディングカンパニーであるDHLと連携し、より多様な配送オプションの提供を通じて支援強化を実現したもの。

<左がDHLジャパン法人営業第一部小島部長、右がオープンロジ伊藤代表>

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DHLジャパン法人営業第一部の小島 英雪部長は、「越境ECに関してマーケティングや販売方法に多くの時間を費やし物流は後回しになる事があるが、商品を確実に購入者の手元に届けることは越境ECにおいて非常に重要なポイントとなる。荷主の様々な販売チャネルに対応したシステムにより『物流をもっと簡単、シンプルに』というオープンロジと、DHLの 『Excellence.Simply Delivered.』 の企業スローガンの下で新規にビジネスを開始することは、弊社にとって今後の成長におけるとても重要な一歩となる」とコメント。

オープンロジの伊藤秀嗣代表取締役CEOは「越境ECが活発になるに伴い『高額商品をより安全に配送したい』『海外向けに日本酒を販売したい』といった様々な要望をいただくことが増加していた。今回DHL社と連携したことで、配送品質やスピード・取り扱い品目といった部分でより幅広いニーズに対応が可能になった。今後も両社の強みを生かし海外発送の選択肢を広げ、越境EC事業者の物流支援をより強化していく」と述べた。

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