ユーピーアール(UPR)は2月26日、東レにアクティブタグを搭載した「スマートパレット」を業界で初めて提供して、1月から国内における樹脂製品のパレット輸送を拡充したと発表した。
<スマートパレットの仕組み>
人手不足が社会的な問題になり、省人化が求められていますが、パレット化でトラックドライバーによる手荷役を大幅に解消し、フォークリフトによるトラックへの積み卸しにより、荷役時間も削減できる。
また、専用リーダーとの併用により、人手による棚卸しをすること無く、自動的に、出荷元別にパレット枚数を常時把握する事が可能。出荷元でのパレット枚数情報、出荷情報、客先からのパレット回収情報を組み合わせて、パレット枚数を把握する事が可能となり、パレット紛失リスクを大幅に低減できる。
東レは1回当たりの出荷数量が1t以上の紙袋梱包での出荷については、原則「スマートパレット」を利用して輸送する。
また、「スマートパレット」はプラスチック製のため、従来の木製パレットで発生していた出釘による破袋事故や木片・虫・カビなどの異物混入リスクの大幅な低減も期待できる。