ジョーンズ ラング ラサール(JLL)は2月28日、2019年第4四半期の東京圏のロジスティクス市場動向をまとめた「東京ロジスティクスマーケットサマリー」を発表した。
<2019年第4四半期の新規供給>

それによると、賃貸市場ではベイエリアのMFLP船橋2(延床面積22万9000m2)や内陸エリアのMFLP横浜港北(5万1000m2)など4棟・42万5000m2の新規供給があり、ストックは前期比4%増加。これにより、2019年通年の新規供給は過去最大の207万3000m2となった。
<東京圏の賃料・空室率の推移>

第4四半期の東京圏の空室率は、0.9%となり、前期比1.1ポイント、前年比3.2ポイント低下した。ベイエリアの空室率は0.8%となり、前期比で0.8ポイント上昇。一方で、内陸エリアは空室率が1.0%と、前期比2.1ポイント低下した。
第4四半期末時点の東京圏の賃料は、新規供給の賃料水準が上昇を牽引し、月額坪あたり4318円と、前期比で0.8%、前年比で2.4%上昇した。ベイエリアは前期比0.7%の上昇、内陸は0.8%の上昇となった。
今後、東京圏の空室率は超低水準のまま推移する見通し。
<東京圏のロジスティクス賃料は減速局面ならがも上昇が続く見通し>
