日本通運は4月1日、国内輸送ネットワークのサービス拡充を図るため、同社の輸送商品であるアロー便と昨年より運用を開始した新器材「プロテクトBOX」を組み合わせた新商品の販売を開始した。
このサービスは、4月より東京、横浜、名古屋、大阪でサービスを開始し、札幌、仙台、広 島、福岡など利用可能エリアを順次拡大予定だ。
「プロテクトBOX」は、約1m3の空間(最大積載重量350㎏)を顧客が自由に使用して貨物を輸送するサービス。都道府県別にパッケージ料金とリードタイムを分かりやすく設定している。
上積みや積み重ねが困難な貨物についても、二段積載が可能なため、積載効率の向上が図られる。器材は、1人でも簡単に組み立てや折りたたみが可能だ。
また、封印環の使用により施錠が可能で、輸送中のセキュリティが確保される。耐久性が高く、繰り返し使用できるため、養生・梱包資材の使用や廃棄物の発生を軽減し、環境に配慮した輸送を実現する。
今後、日通では、国内の陸・海・空各輸送モードにおいて、「プロテクトBOX」を組み合わせた新商品の開発を進めるとしている。
連載 物流の読解術 第17回:直線型配送における共同配送-物流共同化を考える(5)-