スクロールは5月8日、茨城県つくばみらい市に60億円を投じ、関東エリア初となる物流センター「スクロールロジスティクスセンターみらい(SLCみらい)」を建設したと発表した。
施設は、5階建て、延床面積3万m2の規模で、5月20日稼働の予定で、24時間・365日稼働、国内・海外直結の最速入出荷フローを構築し、保管効率を最大限に高めたストックエリアとともに、配送リードタイムを最短にするための当日入出荷クロスドックエリアを設けた。
さらに、EC受注問合せ処理やコールセンター機能を持たせたインテリジェントエリア、定量データの管理・分析、画像分析による最適導線などのマーケティング機能、化粧品製造やささげ(撮影、採寸、原稿作成)機能などの設備を設ける。
同社が培ってきた物流業務の外販ビジネス「ソリューション事業」について、従来の物流拠点(東海、関西)に関東が加わることで、EC・通販業務全般のジャスト・イン・タイム構想の完成と、決済サービス、BPOセンター、越境EC支援などの提供により、クライアントの事業成長に全方位から貢献を目指す。
今後、全国ネットワーク構築を加速させ、物流コストとリードタイムの最適化などのサービス改善を推進する考えだ。
■スクロールロジスティクスセンターみらい「SLCみらい」の概要
所在地:茨城県つくばみらい市紫峰ヶ丘3-36-1
敷地面積:1万4976m2
延床面積:約3万m2
規模・構造:地上5階建、鉄骨造
投資額:約60億円(建設用地、建物、物流設備等)
東京建物/冷凍・冷蔵、危険物倉庫等マルチ型の特殊倉庫開発に参入