東芝は5月26日、物流事業を外部化するため、100%子会社である東芝ロジスティクスの株式のうち66.6%をSBSホールディングスに譲渡すると発表した。
5月26日付で譲渡契約を締結した。譲渡額は199億8000万円。今後、政府許認可などの手続きを経て、10月1日に譲渡が完了する予定だ。
これにより、東芝ロジスティクスと、その傘下にあるTLロジサービスや東芝ロジスティクス米国社などの15社が東芝グループから外れ、SBSホールディングスグループへ移動する。
近年、東芝グループでは事業内容の変化に伴いグループ外製品の取扱量が増加しており、競争力強化のためには総合物流企業をパートナーにすることが最適と判断した。今後は、SBSグループのもとで3PLのノウハウを活用し、必要な設備投資を実施することで事業の一層の発展を目指すとしている。
東芝ロジスティクスの直近(2018年度)の業績は、売上高893億7200万円、営業利益17億3500万円、経常利益29億6400万円、当期純利益20億8500万円。
■株式譲渡の概要
譲渡株式数:283万4496株(所有割合66.6%)
譲渡額:199億8000万円
決議日:5月26日
契約締結日:5月26日
譲渡実行日:10月1日(予定)