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コカ・コーラ/広島県三原市に5.5万m2の工場を新設・稼働開始

2020年06月02日/生産

コカ・コーラボトラーズジャパンは6月1日、2018年7月の西日本豪雨による浸水被害により甚大な被害をうけ稼動を停止した本郷工場に替わる新工場として、同じ広島県三原市内に「新・広島工場」として新設し稼働を開始した。

<広島工場外観>
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<広島工場製造ライン>
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新設となる広島工場は、同社において、えびの工場(宮崎県えびの市:2005 年竣工)以来の新工場で、 中国・四国エリア内での製品供給の中核を担う工場。製造ラインの自動化と最新の IoT 技術導入により、生産や工程管理の効率化をはかる。

また、小型や大型の PETボトル飲料に対応した製造ラインには、無菌充塡が可能な2本のアセプティックラインを新設した。これによって1分間に900本の生産が可能となり、以前の本郷工場と比較して約1.5倍の生産能力となっている。

工場は、被災した本郷工場と同じ三原市内から南約4キロの場所に用地を取得し、関係者の尽力により、計画通りに竣工を迎えることができた。この広島工場が従業員のみならず地域の人々にとっても復興のシンボルとなるよう、工場を通じてこれまで以上に地域の復興と発展に寄与し、「コカ・コーラ」をはじめとする安全・安心で価値ある製品を届けていくとしている。

■広島工場 概要
名称:コカ・コーラ ボトラーズジャパン 広島工場
所在地:広島県三原市沼田西町惣定
製造ライン:アセプティックライン 2 ライン
竣工:2020年6月
敷地面積:8万9420m2
延べ床面積:5万5330m2
製造能力:1分間に900本(小型ペット)
製造品目:お茶・コーヒー、炭酸・スポーツ・果汁飲料など
投資額:約260億円

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