アサヒ飲料、伊藤園、キリンビバレッジ、コカ･コーラ ボトラーズジャパン、サントリー食品インターナショナルの清涼飲料5社は5月29日、物流2024年問題を改善するための活動について報告した。
5社は昨年11月に「社会課題対応研究会」を発足し、物流2024年問題、温室効果ガス（GHG）排出量削減や食品ロス問題などの社会課題について幅広く議論を重ねてきた。
物流2024年問題は先行して取り組みを開始し、トラックドライバーの待機時間、荷役作業発生件数の削減へ改善を進めている。
その結果、待機時間については、5社合計で平均約40％削減。荷役作業については平均約30％削減した（期間：2024年3月～2025年2月の1年間での実績）。
物流の効率化とGHG排出量削減に向けて、同業他社や異業種企業との共同配送や往復輸送などの取り組みを強化している。
例えば2024年7月からの伊藤園×日清食品、サントリーグループ×ダイキン工業の往復輸送のほか、共同配送では2024年8月からコカ･コーラ ボトラーズジャパン×伊藤園、2025年2月からキリンビバレッジ×花王などで実施している。
省庁や異業種の物流研究会との情報交換や協議の場を持つなど、個社単位では解決が難しい社会課題を各方面と協働することで改善に繋げるべく活動を続けている。
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