日本通運は7月6日、日本物流団体連合会主催の第21回物流環境大賞表彰で、「物流環境保全活動賞」「物流環境啓蒙賞」「物流環境特別賞」3部門の表彰を受けたと発表した。
まず「フォールドデッキ」導入×「エコライナー(31ft コンテナ)」利用の合わせ技で「物流改革を推進!」と更なる改善でラウンドユース(往復荷)が評価され、物流環境啓蒙賞を受賞。
これは、クリモトロジスティクス、日本パレットプール、日本貨物鉄道、協同運輸の4社と日通大阪支店が共同受賞したもの。
大阪府と千葉県間の水道管・バルブの輸送について、トラックから鉄道輸送へモーダルシフトし、CO2排出量の削減および輸送効率化を実現した。
また、日本パレットプールのフォールドデッキを導入することで、エコライナーへの2段積みが可能となり積載率が向上、さらに、同一規格品を輸送する協同運輸と連携してラウンドユースを実現した。
物流環境保全活動賞はモーダルシフトで安定的製品供給で、TOYO TIRE、日本貨物鉄道の2社と日通名古屋支店が共同受賞した。
これは、三重県から全国各地へのタイヤの輸送について、トラックから鉄道輸送へモーダルシフトし、CO2排出量の削減および輸送効率化を実現したもの。
名古屋から広島間を空回送していた31ftコンテナや輸送枠に余裕のある土日の列車の活用、貨物駅の無料留置期間の利用や鉄道の出線時刻に合わせた待機時間・作業効率の改善などにより、安定した輸送を実現した。
物流環境特別賞は冷凍コンテナ利用でチョコレートの鉄道輸送することで、日幸製菓と日通名古屋支店が共同受賞した。
岐阜県から福岡県へのチョコレートの輸送について、トラックから鉄道輸送へモーダルシフトし、CO2排出量の削減およびドライバー不足への対応を実現したもの。
従来、温度設定が可能なトラックや路線便で輸送していたものを鉄道輸送へ切り替え、省人化を推進するとともに、冷凍コンテナを定期的に確保することで安定した輸送を実現した。
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