日立物流は7月6日、日本物流団体連合会主催の第21回物流環境大賞で、同社の「新型専用輸送コンテナ開発による再生資源廃棄物輸送モーダルシフト化の輸送効率向上への取り組み」が、「物流環境特別賞」を受賞したと発表した。
受賞は、従来より提供しているシュレッダーダストの東京都~北海道間のコンテナ船海上輸送の需要増に応えるべく、同社独自に新型専用コンテナを開発し、輸送効率の向上とCO2排出量の削減を実現したことが評価されたもの。
新型専用コンテナでは、1.天蓋着脱方式による積載量の向上(天面圧縮積載が可能)2.両側面8分割式観音 扉による荷卸作業効率の向上 3.ハイキューブ化(背高)による積載量の向上を行い、月間物量が2000トンの月は、旧コンテナでは125本必要だったものが新コンテナでは88本で可能となり、月間37本の削減を実現した。この取り組みは、CO2排出量削減にも寄与し、旧コンテナ比で 31.9 トン(28%増)の削減を実現してる。
今後も日立物流グループは、最も選ばれるソリューションプロバイダをめざし、ビジネスコンセプト「LOGISTEED」のもと、コア領域を強化するとともに事業・業界を超えた協創領域の拡大を図り、新たなイノベーションを実現していくとしている。
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