LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





極東開発/物流需要拡大見越し、インド特装車メーカーを子会社化

2020年09月30日/生産

極東開発工業は9月30日、SATRAC ENGINEERING PRIVATE LIMITED(
SATRAC社)の全株式を2020年9月9日付で取得しグループ化(完全子会社化)したと発表した。

<SATRAC社 本社工場外観>
20200930kyokuto1 520x241 - 極東開発/物流需要拡大見越し、インド特装車メーカーを子会社化

<位置図>
20200930kyokuto2 520x392 - 極東開発/物流需要拡大見越し、インド特装車メーカーを子会社化

<SATRAC社 主要製品群(上段左からダンプトラック、トレーラ、タンクローリ下段左から除菌散布スプレー車、粉粒体運搬車)>
20200930kyokuto3 520x212 - 極東開発/物流需要拡大見越し、インド特装車メーカーを子会社化

SATRAC社は、インド南部・カルナタカ州・ベンガルール市近郊に所在するダンプトラックボデー、各種トレーラ、タンクローリ等の特装車メーカーで、高い品質と技術力、サービス体制等によって、インド国内では大手トラックメーカーや主要なトレーラユーザーおよび物流事業者のリーディングサプライヤーとして信頼を得て、業績を伸ばしている会社。

インド特装車市場は、足元では昨年の金融機関の融資厳格化やコロナ禍の影響等により一時停滞しているが、中長期的には、大規模なインフラプロジェクトの推進、物流・鉄鋼分野の成長等により、建設・物流車両の需要拡大が見込まれている。

また、人口増・経済成長によるごみ量の増加、政府の推進するクリーン・インディア、スマートシティの政策等により、都市部を中心にごみ収集車など環境車両の需要拡大も予想される。

極東開発グループは、SATRAC社のグループ化によりインド南部における優れた生産拠点と顧客を確保することで、インドでの事業基盤をさらに強化し、グループのこれまで培ってきた事業上・技術上のプラットフォームを活用しながら、同国における特装車事業を拡大・発展させていく方針だ。

■SATRAC 社概要
商号:SATRAC ENGINEERING PRIVATE LIMITED
サトラック エンジニアリング プライベート リミテッド
本店所在地:インド・カルナタカ州・ソンプラ工業地域(ベンガルール市近郊)
事業内容:ダンプトラックボデー、各種トレーラ等の製造販売
設立:1997年11月
売上高:13億2900万インドルピー (18億8700万円)
(※2020年3月期実績)
資本金:3000万インドルピー (4200万円)
従業員数:127人 (2020年8月末現在)
取得日:2020年9月9日
ホームページ https://www.satrac.com/

関連記事

生産に関する最新ニュース

最新ニュース