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KIC/埼玉県越谷市の物流施設着工、冷凍・冷蔵ニーズも可能

2020年10月05日/物流施設

KICアセット・マネジメントは10月5日、埼玉県越谷市大里に開発する1.1万m2の物流施設「KIC 越谷ディストリビューションセンター」の地鎮祭を行った。

<KIC 越谷ディストリビューションセンター完成予想図>
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<10月5日時点の現場の様子>
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<KICアセット・マネジメントの峯田勝之会長兼社長>
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立地は東京近郊を環状に結ぶ国道16号線内に位置し、東北自動車道「浦和 IC」から約6 km、東武スカイツリーライン「大袋」駅から徒歩約10分と良好な交通アクセスに恵まれた物流適地。

同社にとっては2021年2月竣工予定のKIC春日部ディストリビューションセンターに次ぐ2号物件となる。総事業費は約40億円。

KICアセット・マネジメントの峯田勝之会長兼社長は「ご覧のように周囲には民家が立ち並び、雇用確保には最適な場所。駅から徒歩10分程度なので、越谷市30万人の人口からしても、雇用面では心配していない」と、立地の良さを強調した。

また、基本的に1テナントでリースを進めていくとしている。「建築を進めながら顧客との話し合いの中で、各種ニーズをくみ取っていく方式だ。現在、生活必需品関係の日雑品の企業の問い合わせが多く、冷凍・冷蔵・チルド関係の要望も非常に多く、その対応も可能だ。人口の高齢化やコロナ禍による自宅での食事の増加等から、今後も冷凍・冷蔵分野は期待できる。また、EC関係はもう少し大きな面積が必要だと思うが価格面で折り合えば可能だ」と話す。

さらに、自動化については「越谷DCでは、警備ロボットを導入予定。コロナ禍もあり、今後急速に自動化は進むと思うので、顧客の要望に沿った電力面等も整備していきたい」と峯田会長兼社長。

同社では今後11物件のプロジェクトを、総事業費600億円で首都圏をはじめとした3大都市圏で開発を進めていく計画だ。現在開発している神奈川県厚木のBTS型物件の近くにもほかの開発計画があるという。そして、BTS型開発と似ているが、開発を進めながら基本は1物件1テナントの形を作り上げていくために、5000坪~1万坪程度の中型物件を中心にしていくとしている。

なお、峯田会長兼社長は「KICアセット・マネジメントの開発物件では、10年以上の長期契約を目指し、長く顧客とつきあっていきたい。そのため、賃料も抑え気味としている」と同社の基本的方針を述べた。

■KIC越谷ディストリビューションセンターの計画概要
所在地:埼玉県越谷市大字大里字下 371-1 他
敷地面積:5823.02 m2
用途地域:準工業地域
建物着工時期:2020年10月
建物竣工時期:2021年10月(予定)
建物構造:鉄骨造
階数:地上4階
延床面積(予定):1万1207.37m2
設計監理:陣設計
建物建設:鈴与建設

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