SGホールディングスは10月30日、2021年3月期第2四半期決算の説明会を行った。
それによると、コロナ禍の中、売上高6348億4600万円(前年同期比8.0%増)、営業利益524億9400万円(41.1%増)と増収増益となった要因について、BtoBでは減少傾向が続いたものの、巣篭もり需要もあり、BtoCで大きく伸びたことで、増収増益となったと説明。
さらに、ロジスティクス事業の伸びが著しく、売上高は899億9700万円(34.4%増)、営業利益は63億5700万円(392.9%増)となっている。これはGOALによる医薬品物流をはじめとした国内事業プロジェクトもあるが、エクスボランカ社によるフレイトフォワーディングの物量が増加したことによるものが大きいという。新型コロナにより航空便網が混乱したため、国際チャーター便の増加に対応したことが大きく貢献している。
日立物流との連携では、業務提携をより確かなものとするため、日立物流の株式の保有を続けるとしている。すでに、提携から4年半がたち、現場レベルでは理解が深まり、徐々にシナジー効果も見え始めているという。今後、シナジー効果が生まれる案件を協業して作っていくとともに、インフラの共有化、人材の交流も進めていくとしている。
なお、Xフロンティアについては、1階、2階に佐川急便が入る予定だが、現在は準備中で12月に1階、1月に2階に入居を完了し、本格稼働は2~3月になるとみている。
SGHD 決算/4~6月の売上高は5.0%増、営業利益4.1%増