SBSホールディングスは11月2日、東芝ロジスティクスの子会社化を完了した。あわせて、2021年1月1日付で商号を「SBS東芝ロジスティクス」に変更すると発表した。
東芝ロジスティクスの子会社化にあたっては、株式譲渡後の同社の業務継続に必要な第三者との契約手続きに時間を要することから、株式の譲渡実行日を当初予定の10月1日から11月初旬に変更していた。今回、同契約手続きが完了したことから、11月2日付で東芝ロジスティクス株式の66.6%を取得し子会社化した。
また、商号変更については、東芝ロジスティクスが連結子会社となったことから、SBSグループとしての一体化を図るため、SBSを冠する商号に変更することとなった。
東芝ロジスティクスは、1974年10月に東芝の家電品を中心とした物流機能分離会社として設立。その後、電力設備等の重量物から医用機器、半導体等の部品の輸送まで順次東芝から業務移管を受けるとともに、梱包業務、輸出入関連業務を加え業容を拡大してきた。海外では9か国に14社の現地法人を有し、中国、アジア、欧州、北米にグローバルネットワークを築いている。
SBSホールディングスは、東芝ロジスティクスをグループに迎えたことで、サービスラインナップの拡充と海外ネットワークの強化を図り、物流サプライチェーンをさらに強固にサポートする体制を整える。
<(左)東芝ロジスティクスの佐藤 広明社長、(右)SBSグループの鎌田 正彦代表>
子会社化にあたり、東芝ロジスティクスの佐藤 広明社長は、「当社は家電や医用機器などのプラットフォームに強みがあり、そこを太く強くしていくことが重要だと考えている。今後はSBSグループの一員として、時にはバックアップを受けつつ、互いに化学反応を起こしながら企業価値を向上させていきたい」とコメント。
また、SBSグループの鎌田 正彦代表は「SBSグループは日本のロジスティクスのトップを目指している。その目標を果たすべく、高い総合力を持つ東芝ロジスティクスとともに一層の飛躍をしていきたい。グループ内で倉庫やトラックの相互活用を進めるなど、より高いパフォーマンスを発揮するため、できることは何でも協力する」とコメントした。
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