三菱倉庫は11月2日、埼玉県三郷市で建設していた「三郷2号配送センター2期棟」を10月31日に竣工したと発表した。
同施設は、地上4階建て延床面積2万7700m2の医薬品専用倉庫。全室空調、全床防塵仕様で、1階にはドックシェルター直結の保冷荷さばき場を設けており、GDPガイドラインに対応した医薬品物流サービスを提供可能になっている。
隣接する1期棟(2013年3月竣工)と同様に「災害に強いエコ倉庫」をコンセプトとし、自然災害対応(免震構造、非常用発電機)と環境負荷の低減(全館LED照明、高効率空調機器)に配慮した施設で、今後は1期棟と計5万5500m2を一体運営し、より一層効率的な物流サービスを提供していく。
建設地は首都高速6号三郷線、東京外環自動車道、常磐自動車道の3路線が交差する「三郷IC」から至近で、配送利便性に優れた立地となっている。
■三菱倉庫 三郷2号配送センター2期棟
所在地:埼玉県三郷市インター南1-4-1
敷地面積:2万8100m2の一部
建物構造:柱・鉄筋コンクリート造、梁・鉄骨造、4階建、免震構造
延床面積:2万7700m2(1期棟との合計延床面積は5万5500m2)
設計施工費:67億円
着工:2019年7月
竣工:2020年10月
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