国土交通省は11月9日、港湾物流事業者等が保有する個々の物流 システムを、港湾関連データ連携基盤(港湾物流)にAPI接続するために必要な仕様を定め、公開したと発表した。
API接続とは、「Application Programming Interface」の略称 。異なるソフトウェア同士がプログラムを共有するための連携方式のひとつ。
これは、国土交通省港湾局が、紙や電話等を用いて行われてきた民間事業者間での港湾物流手続きの簡素・効率化を図るため、内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室と連携し、これらの手続きの電子化に向け、「港湾関連データ連携基盤(港湾物流向け)の整備を進めている一環。
2018年6月に閣議決定されたIT新戦略において、「港湾関連データ連携基盤」を2020年までに構築することが位置付けられ、内閣官房IT総合戦略室及び国土交通省港湾局では「港湾の電子化(サイバーポート)推進委員会」「サイバーポート推進WG(港湾物流)をそれぞれ設置し、両府省が相互に連携しながら検討を進めてきた。
今回、港湾関連データ連携基盤(港湾物流)の構築にあたり、港湾物流事業者が保有する自社システムとの連携を図るためのAPI仕様を定め、公開したものだ。
■API仕様の公開ページ
https://jpcyportswagger-stg.azurewebsites.net/swagger/index.html