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MonCargo/コンテナ追跡を可視化ツールを国交省のCyber Portに連携

2024年05月08日/IT・機器

MonCargoは5月8日、コンテナ追跡を可視化する「MonCargo(モンカルゴ)」が、国土交通省港湾局が運営する港湾物流全体の生産性向上を図るプラットフォーム「Cyber Port(サイバーポート)」と連携できる機能をリリースしたと発表した。

<フロー図>
20240508mon - MonCargo/コンテナ追跡を可視化ツールを国交省のCyber Portに連携

この機能により、Cyber Port上で管理する船積情報は「MonCargo」に自動で登録され、本船動静の一元管理が可能だ。

Cyber Portは、紙、電話、メール等で行われている民間事業者間の港湾物流手続を電子化することで業務を効率化し、港湾物流全体の生産性向上を図ることを目的としたプラットフォーム。船社データ連携機能により、荷主・海貨等のデータ受信者は、ブッキング情報をCyber Port経由で管理できるようになる。

「MonCargo」では、ブッキング番号、BL(船荷証券)番号、コンテナ番号を登録すると、本船動静やETD(出発予定時間)、ETA(到着予定時間)等をダッシュボード上で自動で管理することができる。また、登録した船荷のETD、ETA、本船名等、予定していた情報が変更になった際に、メールで通知を受けることができる。さらに、コメントやチャット機能によって、関係者との円滑なコミュニケーションで業務効率化につながる。

複数の船会社を起用している荷主企業やフォワーダーなどの物流業者にとって、動静確認とその管理、連絡には膨大な時間を要する。変更があれば通知するという機能により、トラッキング番号を一つ一つ確認する必要がなくなるため、動静確認にかかる時間を大幅に削減することができる。実際に利用した顧客からは、「何度も船社のホームページでスケジュールを調べる必要がなくなり、他の業務に集中できるようになった」というフィードバックを得ている。

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